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過去を分析する

そろそろ今年も折り返し地点を迎える。
早いよね。

で、1月から6月までの取引を振り返ってみよう。
取引の量にもよるけど、100件を超えないならそれほど大変でもないだろう。

反省しすぎるのも良くないが、
反省をまったくしないのでは進歩することはありえない。
取引直後に反省はしても、暫くたってから振り返ってみるとまた違うことが見えてくる。

だから、定期的に反省することが大事なんだ。


しかし、分析、評価、反省、と言うのは結構難しい。
儲けたとき、損したときの結果がすでに分かっているので、
儲けたときは良いことが目に付き、損したときは間違えたことを無理矢理に探そうとする
このように、エコノミストの後講釈になってはならない。


ある程度、力がないと分析はできない。
しかし、初心者だからといって分析しなければ、一生、初心者のままだ。
初心者なりの分析をすればいい。それしかない。
そうしていくうちに、成長していく。

ベテランでも間違えることは沢山ある。
ある意味、ベテランの方が難しいこともある。
負けが多くなってしまった場合、
それまで培ってきた自分の信念を見直さなければならず、
これはとても難しい。
信じてきたものを疑うことほど辛く難しいことも無いだろう。

10年やってだめなものは、後、何百年やってもダメだろう。
気象庁の地震予知がいい例だ。
勇気を持って考え方を変える必要がある。


過去の取引を何十件、何百件と分析していけば、
儲けたとき、損したときのパターンがわかるかもしれない。
いや、そのパターンを見つけなければならない。
それが勝ち組、負け組みを左右する瀬戸際になのだから。


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実践あるのみ

プロフィールにも書いてあるように、僕は昨年8月から専業になった。投資の。
最初のころは株のデイトレを目指し、SBやコマツの5分足をずっとウォッチしていた。
これはと思うチャートを収集していた。
たとえば、ローソク足の髭が長いものなど。
まだまだ実践するのは怖いからと思い、研究モードにしていたわけだ。
いくつかのルールを作り、それぞれの確率を求めた。
その中で勝率の高いものを実践すればいいと考えたわけだ。

3ヶ月ほどこの作業を続けた。
中にはある程度、勝率が高くなったものがあった。
しかし、それで自信がついたか。



FXでも似たようなことをしている。
株と同じく、ほとんど得るものは無かった。
FXの場合は、過去のチャートを引っ張り出し、
買い時、売り時を研究したものだ。
勿論そんなことでは自信はつかなかった。

デモトレードがほとんど無意味であることは頭では分かっていた。
デモと研究は別物と思っていた。
しかし、今振り返ると似たようなものだ。

投機というのは、技術もさることながら心理面がとても大きい
なけなしのお金を賭けているのと、そうでないのとでは
心理的には雲泥の差がある。

慎重派は、
「デモや研究をしてから、自信がついたら実践しよう」
と、考える。

僕もその口だった。
今思えば、ほとんど無意味だったかもしれない。
繰り返すが、デモや研究では実践とは心理面がまるで違い、
心を鍛えることが出来ないのだ。


ではどうしたらいいか。
実践しながら研究する
これしかない。
ただ、最初のうちは授業料を払わなければならない。
だから、最小単位で賭けるのだ。
数千円でも数百円でも、負ければそれは肥やしとなる。
授業料を払わなければ上手くはなれない。

最小単位で実践し、
その中から勝率の高いものを探し出せばいい。
そして少しずつ掛け金を増やしていけばいい。

FXではさいわい1000通貨から取引できる。
勝ったり負けたりが数百円。
ちょうどいいではないか。


今週の株式展望(6/6~)

先週の動き

先週はアメリカの相次ぐ指標の悪さからNYダウは大幅に下げた。

1日、「ADP全米雇用リポート」で非農業部門の雇用者数の伸びが前月比で3万8000人と、19万人程度との市場予想を下回った。279ドル安

3日、米労働省が3日発表した5月の雇用統計によると、非農業部門の雇用者数(季節調整済み)は前月に比べ5万4000人増と事前の市場予想(16万9000人増)を大幅に下回った。97ドル安

2日の東京市場は、NYダウの急落から164円安、3日にも62円安と軟調に終わった。

個別には、東証1部では三晃金属が出来高を伴って賑わった。
この三晃金属をはじめとする太陽光発電関連が高くなった。
その他、ネットイヤーGや免疫生物が大幅高となった。
DeNAも見直し買いが入った。




今週の展望

金曜日にNYダウが97ドル安、ナスダックが40ドル安になったことから、当然のごとく東京も安く始まらざるを得ない。
ただ、暴落までは行かないだろう。

米の雇用統計は、日本の震災の影響を受けている可能性が多分にある。
特に自動車の部品調達が行き届かなく、それが雇用に関係しているのだろう。
だから、雇用悪化は一時的と見る向きが少なくなく、僕もそれに同調する。

とは言え、大きく上がる可能性はとてつもなく小さいだろう。
なぜなら、何も理由がないから。
日経平均は今週も低調に推移するはずだ。

引き続き、個別材料株で繋ぐしかない。
銘柄はかなり絞られてくるが、それでも上昇する株はあるだろう。

やはり、太陽光を押したい。
水関連、建設、風力、スマートフォン、など循環物色が望ましいが、
しばらくは難しいかもしれない。

戦略としては引き続き、好業績銘柄の下を拾う。
ソフトバンクの下を拾う。
加えて、先週動意づいたDeNAに注目したい。



何百回も負けて強くなる

負けるのが怖くて戦わないのでは、
いっこうに強くなれない、上手くなれない。

僕は囲碁が趣味。
囲碁で負けるのは辛い。
お金なんか賭けているわけでもなく、
恥でもなんでもないのに・・・

負けるのが嫌だから、あまり戦わず、
そのまま挫折してしまう人も少なくない。
挫折したら永久に強くなれない。

負けても負けても負けても負けても勝負を挑んで、
そうして人は強くなっていく。

なんでもそうだ。

ギャンブルでも投資でも。

ギャンブルの場合、競馬、競輪、パチンコなど
負けても負けても、なお立ち向かっていく人がほとんど。
なぜだろう。
競馬などのギャンブルは掛け捨てだから、
自分の手持ち分以上に損はしない。
それに損と言っても数万、多くて十万くらいだろう。
勝ったときは、2倍3倍、いやそれ以上。
そのときの興奮が病みつきになっているのだろう。

投資に関しては、退場する人が少なくない。
一人で何度も退場している人もいる。

なぜか。
投資で失敗すると保有資産の半分、いやそれ以上を損してしまう人がいる。
信用取引などレバレッジを利かせて投機しているからだ。
資産が半分、それ以下になったら心が折れる。
そして、退場。

僕がしているように上手くなるまで取引量を少なくすればいいのに。
この僕が、CFDやFXを1枚単位で可愛く仕掛けているのは、
まだまだトライアル段階だからだ。

ほとんどの投資家は、上手くなることより儲けることを考える。
投資だから儲けたいと思うのは当然だが、
欲の皮を突っ張りすぎているのだ。

何度も負けて、上手くなることを目的とする。
上手くなったら取引量を増やせばいい。
こんな当たり前のことをみんな知らない。


負けに不思議の負けなし


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野村 克也

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勝ちに不思議の勝ちあり
負けに不思議の負けなし



これを読んだことはないのだが、まさにこの言葉通りだと思う。

で、今日もナンピンについて講釈しよう。

仕掛けたのとは逆に相場が動いてしまうとナンピンをする投資家がいる。
そのほとんどは初心者。
あるいは、負け組み。

プロは滅多にナンピンなどしない。

『ナンピン買い下がりは悪手なり』

と、将棋の元名人、米長邦雄さんがかなり昔に言っている。

なぜナンピンが悪手なのか。

伝説の相場師、ギャンが次のように言っている。

『ストップ・ロス・オーダーの重要性を知れ』
 ストップロスオーダーを用いることによって、自分の資金と利益を守ることを学んでください。そうすることによって、現実の利益が自分のものとなります。売買を始めてみて判断を誤ったと感じた時の最良の方法は、手仕舞い(ロスカット)をして相場から離れ、損失を食い止めるしかないのです。次に行う売買の資金のことを念頭に入れ、損失を限定し、量的に過剰な売買を慎むことによって次回の勝利に結びつきます。
 『損失の可能性を考えること』それが成功のための第一歩といえるのです。


相場は生ものであり、『絶対』はない。
必ず元に戻ると言う保障はどこにもないのだ。

「何年か待てば、戻るだろう」

という、淡い夢をいだいているようでは投資家としては失格。
事実、戻らないことなんか腐るほどある。

NTTが’87に上場してすぐに318万をつけた。
あれから24年。
1対100の株式分割があったから、それを考慮すると3万1800円となる。
そして今は、3795円。
なんと、24年も経って戻らないどころか株価は1/9だ。

ソニーだって2000年に16950円。
今は2300円あまり。

今、順調なソフトバンクだって2000年には22,000円までいった。
ソニーもSBもあれから11年も経っているではないか。

東京電力は・・・



FXでもナンピンしている人もいるだろう。
99回は上手くいっても1回は失敗する。
その1回がとてつもない損になる。

今まではナンピンを繰り返しているうちに相場は戻った。

「今回もきっと戻るだろう」

しかし、今度ばかりは戻らない。

ナンピンをするような投資家は、
負けた分を取り戻そうとして大きく賭ける。
それが傷を大きくする。
今までコツコツ稼いだ分を一瞬のうちに失う。
どころか、もっと損する。

そして、退場となる。

損切りしない人は絶対に勝てない!

投資(特に投機)は、勝ちと負けを繰り返すものだ。
神様じゃあないのだから、負けないことはありえない。
それはどんなに儲かっているプロでも同じ。
上手い人たちは、沢山負けるがそれ以上に勝っている。
トータルで勝つためには、勝ちは大きく、負けは小さく。
或いは、勝率を上げる。

絶対に損切りしない人は、トータルでは絶対に勝つことが出来ない。
損切りできない人は、ナンピンを繰り返す。
たまたま上手くいく。
10回のうち9回は上手くいく。
自分の腕が上がったのだと誤解する。
そして、大きく賭ける。
そんな時に限って相場は逆に動く。
しかし、決済できない。
性格なのか、頑固なのか・・・

「今、決済したら今までコツコツ稼いで来た分が吹っ飛ぶじゃないか。
 いや、それ以上に損してしまう。
 もっと待ってみよう。
 今までだってこうやって辛抱してきて上手く行ったじゃないか」

残念ながら、今度ばかりは上手く行かない。
相場は少し戻した後、さらに逆に動く。
損がどんどん膨らむ。

性格なのか、勇気がないのか、自分では決済できない。
強制決済されるまで動かない。
いや、動けない。

そして・・・・強制決済。

「今回は大きく賭けてしまったのがいけないんだ。
 次回からは、また少しずつ投資しよう。
 そうすれば、今回のような大負けはしないはずだ」

そしてまた新たな投資が始まる。
でも、3年くらい経って調子に乗っている頃、
今回のことはすっかり忘れている。
そして、同じ失敗を繰り返す。

このような人は死ぬまで続く。
或いは、破産するまで。

人間万事塞翁が馬

上手は損切りが上手い
下手は損切りが出来ず塩漬けする

上手は滅多にナンピンしない
下手はナンピンを繰り返し損を膨らます

上手は集中投資ができる
下手は銘柄を増やす

上手は自分を信じる
下手は証券マンやエコノミストを信じる

上手は未来を想像する
下手は目先の情報に飛びつく

上手は休むことが出来る
下手は常に売買する

上手は過去の大きな出来事を記憶している
下手は同じ失敗を繰り返す

上手は自分より上手い人を探す
下手は自分より下手を探し、そして喜ぶ

上手は自慢をしない
下手は死ぬまで自慢する

ギャン理論

ギャン理論―すべての現象の中にルールがある ギャン理論―すべての現象の中にルールがある
ジョージ マクロークリン (1996/03)
総合法令


 今回は、96年に発行された「ギャン理論」を紹介します。

自分自信で研究せよ
 すべてを知り尽くしていると考えないでください。私自身、相場について四十年にわたり研究を続けていますが、それでも今だもって相場はわかりません。私は生のある限り研究を続けていこうと思っています。だから私の言うことをそのまま信じてはいけません。自分自信で私が作ったルールが正しいかどうかを確認してください。それは多大な時間とエネルギーが必要かもしれません。


ストップ・ロス・オーダーの重要性を知れ
 ストップロスオーダーを用いることによって、自分の資金と利益を守ることを学んでください。そうすることによって、現実の利益が自分のものとなります。売買を始めてみて判断を誤ったと感じた時の最良の方法は、手仕舞い(ロスカット)をして相場から離れ、損失を食い止めるしかないのです。次に行う売買の資金のことを念頭に入れ、損失を限定し、量的に過剰な売買を慎むことによって次回の勝利に結びつきます。
 『損失の可能性を考えること』それが成功のための第一歩といえるのです。


相場は行動力と忍耐
相場をする時には忍耐が必要です。まず、明確な売買ポイントでの意思決定をするためには、『チャンスを待つ』という忍耐を必要とします。そして売買を行ったあと、正しく手仕舞う、また利益を上げるための機会を待つことが必要となります。これも忍耐です。
 一方、そのような相場の知識を獲得したとしても、売買をする勇気がなければすべてが始まりません。適切な時に行動を起こす勇気が必要となります。日頃からの研究によって得られた知識は、あなたに勇気を与え自信をもたらし、行動を起こす勇気を与えてくれます。


相場は将来のことを既に織り込んでいる。明確な指標はチャートにあり
 一般的な傾向として、極めて突然の予期せぬものは別として、予想や重要な出来事、事件は既に相場に織り込まれているのです。したがって、出来事をベースに売買を行う人はほとんどの場合失敗することになります。
 例えば大変強気の予想が出たあとは天井を打っている場合がほとんどであり、また、大変弱気の予想が出た後は底打ちであるといえます。
 強力な上昇波動の場合にはよい材料が出た場合でも買い方がリミットいっぱいに買うまで上昇を続けることがあります。その後は、どのようなよい材料が出たとしても相場を押し上げることはできなくなります。それまでとは異なって、よい材料が出ても市場が反応しなくなったら何かがおかしいのであり、それは手仕舞いをする時といえます。
 長期に下落してきた相場についても同じ事がいえます。弱気の予想が出されるとか、悲観的な材料が出ても値段が下げ渋っているような時は何かがおかしいのです。例えば、内部事情に精通している誰かが、価格は十分下落していることを知って買いを入れているために下げ渋っているのです。


勝って兜の緒を締めよ
 相場で何回か利益を上げると、自分に対する信頼が芽生え、自分の相場判断は常に正しくそれが自分の実力だと感じるようになります。それが損をした時の反省を忘れ、損失をもたらすことになった原因を探すことを怠るようになる原因にもなります。


休むも相場
 あなたが売買を行い、数週間・数ヶ月・数年に渡って利益を収めたとしても、相場と同じようにあなたの『運』は変化する時を迎えます。あなたの”トレンド”が変わってしまえば何をやってもうまくいきません。そのトレンドが変わったとする目安は、二回三回と損切りをせざるを得なくなった時です。そんな時すべきことは『相場から離れること』なのです。自分の健康に留意し、次の機会をゆっくり待つことです。
 年がら年中ポジションを持っていたり、毎日売買を繰り返していては利益を上げることは不可能になります。ときには市場から離れ、トレンドに明確な変化が生じるまで観察し、待機すべき時があります。ある期間相場から離れ、休養を取ることはあなたの健康を回復し、判断力を回復させ、これが後になって利益を生むことになります。
 また、市場には値動きが止まってしまう時期があります。すべての相場の特性として動き始めるまでの一定期間、時間を消化するからです。そうした狭い価格帯を推移する間は、もはやどうしようもありません。そんな時は市場から離れることです。市場を離れて客観的に相場を見つめなおせば、それからの相場に対しての明瞭な方向性が見え始めます。


情報過多になって過剰な売買を繰り返すな

 市場には相場情報が溢れています。そして相場をするとは、そのような情報が流れてくる環境に身を置くことだといった間違った感覚を持っている人が多いといえます。
 たとえば、わずかな利益を狙って情報機器の前に座りつづけるなとといった時間の浪費をする人も沢山います。しかしそのように、わずかな利益を狙って情報をアトランダムに受け入れ、そのたびに売買を繰り返す人が利益を得られるはずはありません。
 頻繁に売買を繰り返すということはすなわち『それだけ心変りしている』ことに他なりません。頻繁に売買を繰り返せば手数料が膨らむばかりか、それだけ失敗率が高くなるということです。大きな相場で利益を得るためには、日ごろから市場を冷静に眺め、自分のつけたチャートに自信を持ち、その中から掴んだ正当な根拠を元に基本的な事実とルールに基づいた売買をする意外に最善の方法はないといえます。



『ギャン』という人
 1867年6月、アメリカのテキサス州の片田舎、ラフキンに生まれる。1955年、78歳で生涯を終えるまでに彼の残した遺産は当時のお金で5千万ドル。株よりも小豆やトウモロコシなどの商品相場を好んだ。チャートがすべてを教えてくれると、チャートを最重要視して相場を築いた。ギャン理論は、今でも信望者が少なくない。
 『ギャン理論』は、96年ごろ本屋さんで見かけたのを覚えているが、今回新宿の紀伊国屋でじっくり読み、購入した。
 「頻繁に売買を繰り返しては儲からない」など、一時代を築いた相場師としては驚くほど真っ当なことを言っている。「情報機器の前に座りつづけても時間の浪費」など、勉強になることが多い。なお、ギャンのチャート理論を知りたい人は本を参照されたし。

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今から約8年前、99年ごろかな、このブログの前身である”愛と青春の株式投資”で書き込んだものを掲載します。

僕が読んだ本の中から、久しぶりに感銘に値する良書があった。その一部を紹介しよう。
『敗者のゲーム』
チャールズ・エリス(著)鹿毛雄二(訳)日本経済新聞社出版
 投資において、出来るだけ感情を排除すべきである。投資の世界では、感情は必ず間違った方向に投資行動を導くものである。気分の高揚している時(たいていは市場のピーク)は株を買いたくなり、不安を感じる時(たいていは市場が低迷している時)は売りたくなるものである。長期投資にとって、直感こそが敵であり、理性こそが友である。
 投資において「単純なこと」が大切だ。複雑なアプローチ(投信をたくさん持ちすぎたり、ファンド運用から奇跡を期待したり、一つの投機的なファンドからもう一つへ乗り変えたり、市場タイミングに賭けたり)は、むしろ逆効果である。資産を賢明に分散させ、普通の株式ファンド(あるいはインデックスファンドを一つ)もち、脇道にそれないことである。「単純さ」は経済的な成功への第一の鍵である。

十戒
1)投機的判断で動いてはいけない。-中略- それから、ベストのファンドマネージャーを求めて、むやみに運用機関(信託会社)を変えてはいけない。(完璧主義は多くの場合、良好な結果につながらない)
2)決して噂につられて売買するな。確実な噂であっても見送らねばならない。重要なインサイダー情報だけが信頼に足りるものだが、これを使うのは違法である。
3)税務上有利という理由で動いてはいけない。-省略-
4)自分の住宅を投資資産と考えてはいけない。-省略-
5)商品取引は考えものである。過去十年間、アメリカで商品取引の助言をしてきた業者の実績についてのレポートがある。それによれば何人儲けたか。ほとんどいない。しかし、業者は手数料で儲けている。
6)証券会社の担当者に気を付けなさい。-中略- 彼らの仕事はあなたを儲けさせることではない。あなたから儲けることなのだ。-中略-
7)新金融商品に投資してはならない。-中略-
8)債券は元本、利息が安全だとか、リスクが少ないという理由で投資してはならない。債券価格も株式と同様に変動するし、さらに債券は、長期運用において真のリスクであるインフレに弱い。
9)決してお金に心を奪われるな。-中略-
10)直感を信じてはいけない。うまくいって有頂天の時は、おおやけどが待っていると思った方が良い。偶然の相場上昇による恩恵と、自分の腕とを混同してはいけない。-中略-

いかがだろうか? 私の投資指南八ヶ条と共通するところもあると思うが、これらのことを「なんだ。当たり前のことばっかりじゃないか。」と笑い飛ばす人ほど、損を繰り返すことだろう。
平成十一年六月二十五日

易しいようで難しくて、やっぱり易しいかなと思ったら難しい

ボーリングをやったことがない人もいないでしょう。
ボーリングというスポーツは、たいして上手くなくても高得点がでます。
ヘッドピンに当たりさえすればストライクを取れるときがたまにある。
だからあまり上手くない人でも、170点もだしてしまうときがある。
しかし、他のスポーツではこうはいかない。
たとえば、ゴルフ。
あまり上手くない人が90を切ることはほとんどないでしょう。
実力と点数は比例するものです。
ところがボーリングだけは、時として実力以上の得点を稼げるときがある。

僕も若いときにけっこうやりましたよ。
調子いい時は、170、180、200UPしたことも幾度か。
でも、本当に上手いかと言うとそうではなく、次にやったら120、110と。
さすがに100を切ることはなかったけど・・・。

高得点を出した時は、「ボーリングなんて簡単じゃないか」って思う。
でも、すぐに、「やっぱり難しいな」と。
それの繰り返し。
結局、「やっぱり難しいんだ」と、落ち込む。

同じことが株式投資にも言えるんだよなぁ。

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プロフィール

チャーリー

チャーリー
本職はSEなのだがまったく仕事がなく、仕方がないのでガードマンをしたが年収200万に届かず2010年8月より株のデイトレ開始。ひと月に100万を稼ぐカリスマ投資家を目指す。趣味は囲碁、ギター。座右の銘は『継続は力なり』

投資歴27年、過去14年のパフォーマンスは以下の通り。年収益率は5.4%。



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