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今週の株式展望(8/29~)

先週の動き


NYダウは幾分戻す
米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が26日午前の講演で、量的緩和策の第三弾(QE3)など具体的な追加緩和策に踏み込まなかったが、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)を2日間に延長する方針も示され、追加緩和策への期待感から買い戻しされ、NYダウ11000ドル台に戻した。


日本株は小動き
グリーやDeNAは、一時は落ち込んだがその後回復し、しぶといところを見せた。 個別材料株は急落後の自立反発の域を出ておらず、底をつけた感がない。





今週の展望


まずはNYダウの長期チャートを見てみよう。

nydow1.png


まあ、これを見る限り、上昇トレンドが終わったとは言えない。
チャートでは微妙な所、明暗の分かれ目にいるといったところだ。

QE3を期待するのはかなりの無理があるが、追加緩和策には期待が持てそうだ。
しかし、それが実現されれば、株は落ち着いてもさらなる円高となることが予想され、
日本にとってはきびしいことになる。

QE3も追加緩和策もなければNYダウは下げていくだろうから、
日本にとってはどっちにしても厳しいことになりそうだ。



一方、日経225のチャートを見てみるか。

n225.png


なんと悲しいチャートだろう。

何度も何度も言うように、下落相場では積極的に買うのはタブー

だから、キャッシュポジションを高めにしておくのが常套手段となる。


しかしながら、好業績の株はどうすべきか?
新規に買うのは兎も角、保有している場合はどうするか?
売るのか、それとも辛抱か?

一つ言えるのは、上昇トレンドが崩れたら売ったほうがよい、ということ。

上昇トレンド中で、
売り上げと営業利益が伸びているなら、辛抱してもいいのではないだろうか。


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今週の展望(8/22~)

先週の動き


NYダウ、18日419ドル安、19日172ドル安
ダウ平均株価(30種)は前日比419・63ドル安の1万990・58ドルと急反落し、10日以来約1週間ぶりに1万1000ドルを割り込んで取引を終えた。ナスダック店頭市場の総合指数も同131・05ポイント安の2380・43と3日続落し、8日以来の安値だった。
 ユーロ圏の財政不安で、欧州の主要銀行が経営危機に陥れば、影響が米国の金融機関にも波及しかねないとの見方から、取引開始直後から銀行株などが売られた。フィラデルフィア連邦準備銀行が発表した景気指数や、雇用や住宅関連など米経済指標も軒並み悪化したことで投資家心理が一段と冷え込み、売りが加速した。【YOMIURI ONLINE】




先行き円高材料目白押し、週明け市場を警戒
一時的に最高値を更新した円相場は、その後に1ドル=76円半ばに戻しているが、今後を展望しても、円高を誘引しかねない材料が目白押し。26日には米ジャクソンホールのシンポジウムでバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が講演し、QE3(量的緩和第3弾)など追加金融緩和への言及に注目度が高まっていることに加え、9月2日には8月米雇用統計が発表される。欧州ではギリシャ支援をめぐる金融安定基金(EFSF)拡充論議や、フランス国債の格下げ観測などをめぐる動向次第で金融収縮が顕在化する可能性もあり、リスク回避姿勢がさらなる円高を引き起こしうる。【REUTERS】 







今週の展望


まずは史上最高値をつけたドル円だが、急激に戻すことは考えずらい。
70円台定着も十分考えられるだろう。
なぜなら、天井をつけるときというのは、大きく上昇し、その後急激に戻す、
つまり、ローソク足で言うと、長いヒゲを描くものだ。
今のように、76円台で落ち着いているときが天井と言うのは過去に例が無いと思う。


次に肝心の株だが・・・
NYダウの上昇トレンドは崩れたと思っていいだろう。
尤も日本の場合は、上昇トレンドを形成してなかったわけだから、
崩れたもへったくれもないわけだが・・・

先週金曜日に、今まで絶好調だったグリーとDeNAが5%を越す下げを見せた。
通常、株式市場が底をつけるときの一つの目安として、
もっとも強い銘柄が下げる
というのがある。
グリーやDeNAが高値より2~3割下げたときが日本株の底になるかもしれない。

いずれにしても今の株式市場には手を出しにくいというのがプロ、アマ問わず共通した見方だろう。
空売りなら儲かるかと言うと、そうとも言えなくなっている。

キャッシュポジションを高めにして静観する
それが現時点での最善手だと思うが。



今週の株式展望(8/15~)

先週までの動き

NYダウは一進一退
8日(月)
ニューヨーク市場は8日、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が先週末に発表した米国債の格下げを受けて急落し、ダウ工業株平均の終値は前週末比634.76ドル(5.5%)安の1万0809.85ドルと、2008年の金融危機以来最大の下落幅を記録した。

9日(火)
米連邦準備制度理事会(FRB)が超低金利政策を今後2年は継続する方針を示したことを好感して急反発。
前日比429.92ドル(4.0%)高の1万1239.77ドルで取引を終えた。

10(水)
ギリシャに対する新たな懸念とフランスの格下げへの懸念から急落した。なかでも銀行株に売り注文が殺到した。
ニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均(Dow Jones Industrial Average)は、519.83ドル(4.62%)安の1万719.94ドルと反落した。ナスダック総合指数(Nasdaq Composite)は101.47ポイント(4.09%)安の2381.05で引けた。【AFP・BBNEWS】

11(木)
ニューヨーク・ダウが約423米ドルドルの急反発




円は高止まり
米国債の格下げと景気減速からドル安。 ギリシャ問題、フランスの格下げ懸念からユーロ安。 必然的に円が買われるトレンドは変わらない。






今週の展望


現在、日本株式の強気と弱気の材料を列記してみよう。

強気材料
・PBR、PERが低い銘柄が多い。
 特にPBRは1倍を切っている企業が多くあり、数値だけでみれば歴史的な割安である。

・高値を更新している株がある
 世界同時株安の中で、グリーなど高値を更新している株がある。


弱気材料
・世界の株が急落
 米国だけでなく、インド、ブラジル、中国、欧州、ほとんど全ての株式市場が急落している。

・外人の売りが止まらない
 ここ2週間、外国証券の寄り前の動向は売りが続いている。

・円高
 76円台で円が高止まりしている。





ぼくの今の心境は・・・

ワカラナイ

分からないときは休む
これしかない。

投資(投機でも)において、一番大事なことは、トレンドに従うこと。
上昇トレンドにある銘柄がターゲットになるわけだが、日本株全体(日経225)もやはり無視できない。
日経225が上昇トレンドにはないことを常にアタマに入れておかねばならないだろう。


今週の株式展望(8/8~)

先週の動き



円売り介入・金融緩和:円高阻止へ「総力戦」
政府・日銀は4日、円売り・ドル買いの為替介入に続き、金融政策決定会合を前倒しして追加緩和に踏み切った。政府・日銀が緊密に連携した総力戦で、円相場は海外市場で一時、約3週間ぶりに1ドル=80円台まで下落。ただ、今回の介入は日本単独の上、円高の背景には米欧経済の根強い減速懸念があるだけに、今後も円高圧力がくすぶるのは必至。円相場が再び戦後最高値の突破を試す局面を迎えれば、政府・日銀はさらなる対策を求められる。


その後、NYダウの急落と共に円も買い戻され、先週末は78円50銭で終わっている。



NYダウ暴落、512ドル安 8カ月ぶり安値水準
7月29日の米GDP(国内総生産)発表以後、7月ISM(サプライマネジメント協会)をはじめとした経済指標の悪化で、米国内にリセッション懸念が急速に高まっている。その一方、ギリシャの当面の債務危機が後退した欧州では、イタリアやスペインなどにソブリンリスクが波及する懸念が高まっていた。こうした中で、トリシェECB(欧州中央銀行)総裁は4日、「ユーロ圏の景気が下ブレるリスクが高まる可能性がある」と発言。このトリシェ発言がきっかけとなり米国株の下げに拍車が掛かった。
市場の不安心理増幅を象徴したのが、恐怖指数と呼ばれるVIX指数で、1日に35%も上昇。「QE3(量的緩和第3弾)」催促相場の様相を呈している。【モーニングスター】







今週の展望


大問題はNYダウの今後なのだが・・・
チャートを見てみよう。


nydow.png



まあ、とりあえず、上昇トレンドはキープしている。

しかし、これ以上下がってしまってはかなりやばくなる。


ただ、これ以上悪くなるとQE3の発動もあるのではないか。

あまり予想にはなってないが、今はじっと状況を見守るしかないだろう。




今週の株式展望(8/1~)

先週の動き

NY円:一時76円台まで急騰 ドル売り加速
29日のニューヨーク外国為替市場では、米連邦債務の上限引き上げ問題での与野党協議の難航や、米景気の先行き不安を材料にドル売りが加速、円相場は一時、1ドル=76円72銭まで急騰した。戦後最高値(76円25銭)を記録した3月17日以来、約4カ月半ぶりの円高・ドル安水準。午後5時時点は前日比94銭円高・ドル安の76円70~80銭。週明けのオセアニア市場の取引が始まる米東部時間31日午後までに米債務上限問題解決の道筋がつかなければ「円の対ドル相場の戦後最高値更新はほぼ確実」(米アナリスト)との見方が強い。【毎日jp】



任天堂株12%安、商いも10倍に 業績懸念で売り集中
29日の株式市場で任天堂の株価が急落、12%安の1万2290円で引けた。商いも膨らみ、売買高は831万株と、前日の10倍近くに達した。業績への先行き懸念が広まり、売りが集中した。
 任天堂は前日の取引終終了後に業績予想を下方修正するとともに、携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」の大幅値下げを発表。市場では「(1万円の)値下げ幅が大きく驚きがあった」との指摘が聞かれた。株価は一時前日比21%安の1万1010円と、2004年5月以来約7年2カ月ぶりの安値をつけた。【日本経済新聞】





今週の展望


米国債券のデフォルトは絶対にないのか?

常識で考えれば回避できるだろうが、

”絶対無い”

とは、思わないほうがいい。

今の世の中、何があってもおかしくない!

ぐらいに思っておいた方がいいだろう。


仮にデフォルトになったら、もう何をやっても無駄。
金は上がるんだろうけど。


今回、デフォルトを回避できても、勿論それは借金を膨らますだけであって、
最悪の日本と同じ道を辿ることになるわけで。

日本は極端な財政改革をやらなければ破綻は免れない。
今のままではいずれは破綻。
財政面では最も悪い日本を尻目に円高になるとは・・・



株の投資家としては、
いつものように一喜一憂せず、
落ち着いて業績のよい、
また、材料の明るい銘柄を追いかけていこう。


今週の株式展望(7/25~)

先週の動き

ギリシャ・米の財政危機、円高傾向止まらず
財政危機のギリシャに対する総額1590億ユーロ(約18兆円)の第2次支援策が21日決まった。
 だが、ギリシャが財政再建を果たし、借金を返済していけるかは不透明なままだ。米国も財政赤字削減を巡る協議が難航している。欧米の財政危機で、ドルとユーロという世界の2大通貨が売られ、円高傾向が止まらない

EUと国際通貨基金(IMF)が1090億ユーロ(約12・3兆円)をギリシャに融資するほか、金利も3・5%に抑えた。返済期間も現在の7・5年から最長30年へと大幅に延ばした。【YOMIURI ONLINE】



NYダウは楽観的
21日のニューヨーク株式相場は、米欧の債務問題が解決に向けて大きく前進するとの期待感などから急反発し、優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比152.50ドル高の1万2724.41ドルで終了した。

22日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)は前日比43・25ドル安の1万2681・16ドルと反落した。 建設機械大手キャタピラーの4~6月期決算で利益が市場予想を下回り、失望売りが広がった。米連邦政府の総債務残高の上限引き上げ問題では、米議会与野党の協議が難航し、米国債の格下げ懸念などで積極的な売買が手控えられた。【YOMIURI ONLINE】




今週の展望


やはり一番気になるのは為替の動き。
先週末は78.52でドル円は終わっているが、70円台後半で暫く落ち着きそうな雰囲気だ。
レンジとしては、76~80円と見る向きもある。


これだけ円高になればやはり怖いと思うのは誰しも同じ。
ただ、株は堅調だ。アメリカも日本も。
とくに日本のハイテク株は、円高だからといって落ちてるわけではない。
ファナックなど年初来高値をつけているものもある。

また、DeNAグリーも堅調なままだ。
このような大型株で高値を追っている銘柄があるうちは、それほど心配しなくていいだろう。


今週の戦略としては、

辛抱あるのみ。
一喜一憂せず、じっくりと好業績銘柄を信じる。
これしかない。



今週の株式展望(7/11~)


先週の動き


弱い米雇用統計で超低金利長期化の観測強まる
6月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比1万8000人増と市場予想の9万人増を大きく下回った。増加数は9カ月ぶり低水準となり、米経済が下半期に盛り返すとの期待に冷や水を浴びせる結果となった。【REUTERS】



8日のNYダウは下げ渋る
週末8日のニューヨーク株式相場は、米雇用統計が悪い内容だったことを受けて序盤から急落、優良株で構成するダウ工業株30種平均は一時前日終値比150ドル超下げた。ただ、売り一巡後は買い戻しが入って下落幅が縮まり、ダウは同62.29ドル安の1万2657.20ドルで終わった。ダウの下落は3日ぶり。



DeNAが新高値
DeNA <2432> が5連騰し、連日の新高値に進んだ。米ソーシャルゲーム最大手のジンガの株式公開申請に伴い、課金率でDeNAの優位性を注目する動きとなっている。
 また、バークレイズ・キャピタル証券が前日に国内ソーシャルゲームの拡大によるメリットを予想していることも買い材料。同証券では国内ソーシャルゲーム市場の規模は08年に143億円だったが、10年に1467億円と10倍となり、11年には2977億円、12年には3895億円、13年には4501億円を予想している。同証券ではDeNAとともにグリー <3632> にも注目している。【BLOGOS】





今週の展望


一旦一万円に乗せた日経225。
その動きから見て、今後も堅調に推移することが予想される。

ファナック、DeNA、グリーなど、一部、高値を更新する銘柄はあるが、
それほど多くは無い。
加えて、小型株のほうは大人しい展開となっている。

このところの株式は、指数こそ上昇すれど自分はあまり儲かってないと、
思っている投資家が多いのではないだろうか。

僕もその一人ではあるが、こういうときに下手な株に手を出しやすい。

日経225がガンガン上がっているのだから大丈夫だろうと、
安易にヘボ株に手を出す。
右往左往するだけで、手数料だけ払っているだけの結果になる。
手数料だけならいいが、損することも稀ではない。


市場は大型株に向いている。
逆に好業績の小型株はおざなりにされている可能性がある。
これこそチャンスだ。
小型好業績株を仕込む絶好のチャンスと考えよう。


- 毎週日曜日 午前9時ごろ更新 -


今週の展望(7/4~)

先週の動き


米住宅価格指数が上昇(4月)
米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が28日発表した住宅価格の水準を示す4月の「S&P ケース・シラー住宅価格指数」は、全米主要10都市の平均(季節調整前)が前月比0・8%増の152・51と9か月ぶりに上昇した。ただ、前年同月比では3・1ポイント落ち込んでおり、依然として米住宅市場は深刻な状況だ。
 差し押さえの増加で供給過剰なうえ、失業率の高止まりで販売も伸び悩んでいる。S&Pは、「状況が好転したと判断するには時期尚早だ」としている。



ファナック株が’07年の株価を抜く
工作機械用NC装置で世界首位のファナック株が急反発し、1999年12月以来の高値を付けた。会社側が前日発表した有価証券報告書で1-3月受注の好調ぶりが分かり、4-6月以降の業績期待感があらためて高まったほか、日本銀行の企業短期経済観測調査(短観)での設備投資の堅調も支援材料となった。



ギリシャ問題が解決したわけでも何でも何のに、
ひとまず7月危機が遠のいたためか、NYダウが連日の高騰。
それを受けて日本も堅調に推移した。


ファナック、ラウンドワン、カルソニックが大商いの元、新高値をつけた。




今週の展望


上げに不思議の上げあり
下げに不思議の下げなし

(野村語録をもじった)


NYダウの上昇を不思議がっていては、儲けることは難しい。
上げたら上げたで、それについていくのがトレーダーだ。

先週の動きで最も注目すべきは、ロボットのファナックだ。
金曜日の1日、売買代金東証トップで新高値をつけた。
’08年10月の4800円から一貫して右肩上がりを続け、
’07年の高値を一気に抜いた。

その他、ラウンドワンカルソニックカンセイも大商いの元、高値を抜いている。

また、DeNAグリーからも目が離せない。

こういう銘柄が出てくれれば、相場が大きく崩れることも無い。
これらの銘柄を中心に、今週も先週からの好調を続けることになるだろう。

だからといって調子に乗っていると、自分の銘柄は上げない、ということになる。
今は、何もかも上げる環境ではないのだから、
銘柄選びは慎重に行おう。



今週の戦略は、いつもどおり、
好業績銘柄の下を拾う。
これしかない。


今週の展望(6/27~)

先週の動き

23日、石油備蓄の放出決定でNY原油相場は急落
米エネルギー省は23日、戦略的石油備蓄から3000万バレルを放出すると発表した。リビア産原油の供給減に対応するためで、これを受けて同日の原油相場は急落した。
同日、米国など28カ国が加盟する国際エネルギー機関(IEA)は、加盟各国の戦略的石油備蓄を30日間にわたり計6000万バレル放出することを決定したと発表している。

エネルギー省の発表を受けて23日の原油先物相場は急落。WTI8月物は、一時2月22日以来約4カ月ぶりに90ドルを割り込み、終値は前日比4.39ドル安の91.02ドルだった。【CNN.CO.JP】



トヨタ、日産、ホンダが期間従業員を追加募集
トヨタ自動車は21日、期間従業員の新規採用を約1年半ぶりに再開し、7月中旬から3000~4000人を募集する方針を明らかにした。

日産自動車は国内工場で期間従業員を1000人前後、追加募集する。7月末までに200人増やして1400人にする計画だったが、8月以降、さらに上乗せする。東日本大震災直後の落ち込み分をカバーするため人員を増強し、フル生産する。2011年度の国内生産は前年度比7.6%増の115万5000台とする計画。早期の生産復旧で業績への影響を最小限にとどめる。【日本経済新聞】



日経平均は堅調
NYダウの軟調とは裏腹に日経225は9600円を回復した。
ただし、金曜日に80円ほど高くはなったが、内容が伴っておらず、不安はぬぐいきれない。

一週間を通してみても、大きく値上がりしたものは無い。
週前半はDeNAが頑張ったが、後半に失速。
小型材料株も特出した動きを見せたものは無い。
三晃金属やサニックスも一休みしていた。
ソフトバンクは、2800円強から反発して3000円弱へ。

つまり先週は、指数だけが上がり、内容はサッパリといったものだった。






今週の展望


先週に引き続き、パッとしない相場になるだろう。
僕は、低迷期に入ったとみているが、
一度そうなると2~3ヶ月は低迷するものだ。

やはり小型材料株の動きに注意する必要がある。
一度上昇した小型株が泣かず飛ばずで終わると、調整は必死になる。

少なくてもNYダウの復活は遠いだろう。
ギリシャ問題が解決したわけでもないし・・・

一方で明るい材料もある。
トヨタ、日産、ホンダが期間従業員を数千人単位で募集した。 
生産体制にめどが立ったのだろう。
早期の生産復旧が期待される。

また、先週、わずかではあるが自動車部品関係が上昇した。

このように少しずつではあるが、震災や電力不足による影響は改善されていると見てよいだろう。



今週の戦略としては、先週に引き続き、
基本は休む
好業績銘柄の下値を拾いたいが、
キャッシュポジションは高めにする。


-毎週日曜日、午前九時ごろ更新-



今週の展望(6/20~)

先週の動き

15日、NYダウ178ドル安
株価下落の引き金となったのは、財政危機に陥っているギリシャの混乱。ギリシャでは、政府の財政再建策に反対するゼネストや大規模なデモが各地で起き、首相が辞任を表明する事態となっている。このため、ヨーロッパ経済全体への悪影響が懸念され、株が売られた。
 さらに、ニューヨーク連銀が発表した6月の製造業景況指数が7か月ぶりにマイナスになったことや、5月のアメリカの消費者物価指数が予想より上昇したことも株価を押し下げた。【日テレNWES24】



翌16日の日経は、163円安。NYダウは、70ドルほど戻したが、17日の日経は60円安と冴えなく一週間を終わる。

特に、任天堂、ソニーが年初来安値を更新するなど下げ止まらない。
また、出来高全体が細っており、エネルギー不足は否めない。

太陽光のサニックス三晃金属は出来高を伴い大幅上昇していたが、 
17日には両者とも6%下げている。

小型材料株は、元気なものがまだまだあるが、
やはり17日には冴えないまま終わっている。




今週の展望


かなり難しい局面に入ったと言える。

今まで活況を呈してきた小型材料株が相場の頼みの綱であった。
その後の行方は以下の二つのシナリオに分かれる。

シナリオ1
大型株に波及し、相場全体が盛り上がる

シナリオ2
小型材料株が息切れし、低迷に陥る。
(ここでいう低迷は、上昇する小型株もほとんど無くなることを表す)



以前にもシナリオ2の可能性が高いと予想したが、
今はかなりの確率でシナリオ2と言えるだろう。

なぜなら、大型株が復活する要素がまるで無いからだ。
電力株の落ち込みで債権放棄の不安のある金融株の落ち込みは酷い。

また、震災の影響、電力不足による自動車部品、エレクトロニクス部品の調達懸念より、
自動車株、電機株は暫くは低迷することが考えられる。
任天堂、ソニーが年初来安値を更新していることから、
チャート面からも復活は遠い。

リーダー格であるソフトバンクはどうか。
スマートフォンと言う材料は、やや色あせた感がある。
出直るまで時間がかかるかもしれない。

グリーDeNAなどのゲーム関連は期待したいところだが、
これら二つで相場を引っ張るわけには行かない。

太陽光の三晃金属やサニックスは、ソロソロという感があるし、
やはり、相場全体を引っ張るだけの力は無い。

頼みの綱は、建設機械だ。
これらが買われだせば相場全体も盛り上がる。
しかし、その時期は分からない。
少なくても今は難しいだろう。
NYをはじめ世界の株価が軟調だからだ。

ただ、日経平均が9千円を下回ることは考えにくい。
比較的底堅い日本株式であるし、
これ以上の悪材料も無いのではないだろうか。


米国では、自動車部品等が以前と同じように調達出来るようになるまで
あと2ヶ月ほどかかると言われている。
そのころには、米国雇用統計も良いサプライズが聞けるかもしれない。
そうなれば株価は落ち着く。
つまり、それまでの辛抱となる。
2~3ヶ月は辛抱、ということだ。




今週の戦略としては、
基本は休む。
好業績の安いところを拾いたいが、
キャッシュポジションは高めにしておきたい。


-毎週日曜日午前9時ごろ更新-



プロフィール

チャーリー

チャーリー
本職はSEなのだがまったく仕事がなく、仕方がないのでガードマンをしたが年収200万に届かず2010年8月より株のデイトレ開始。ひと月に100万を稼ぐカリスマ投資家を目指す。趣味は囲碁、ギター。座右の銘は『継続は力なり』

投資歴27年、過去14年のパフォーマンスは以下の通り。年収益率は5.4%。



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